アプリケーションパスは、Access ポリシーで保護する URL を定義します。Access にセルフホストアプリケーションを追加するとき、エイペックスドメインを入力してサイト全体を保護するか、特定のサブドメインとパスだけを保護できます。
Cloudflare Zero Trust では、同じルートパスを共有するアプリケーションの一部に、個別のルールを作れます。たとえば、dashboard.com/eng にデプロイしたアプリケーションはエンジニアリングチームなら誰でもアクセスできるようにし、dashboard.com/eng/exec にデプロイしたツールは経営チームだけがアクセスできるようにする場合を考えます。
共通のルートパスに複数のルールがある場合、より具体的なルールが優先されます。たとえば、dashboard.com/eng と dashboard.com/eng/exec に別々のルールを設定すると、より具体的な dashboard.com/eng/exec のルールが優先され、dashboard.com/eng のルールは継承されません。dashboard.com/eng/exec に個別のルールがない場合は、dashboard.com/eng のルールを継承します。
特定のサブドメインまたはパス向けにアプリケーションを作成するとき、アスタリスク(*)をワイルドカードとして使えます。ワイルドカードを使うと、作成中のアプリケーションを、同じエイペックスドメイン内の複数のサブドメインやパスに広げられます。
Subdomain 欄のワイルドカードは、その階層のサブドメインにだけ一致します。エイペックスドメインや、複数階層のサブドメインは対象になりません。複数階層のサブドメインを対象にするには、ワイルドカードを複数使います。
| アプリケーション | 対象 | 対象外 |
|---|---|---|
*.example.com |
alpha.example.com beta.example.com |
example.com foo.bar.example.com |
エイペックスドメインとその配下のすべてのパスを保護するには、Path 欄を空のままにします。または、Path 欄にワイルドカードを使います。
| アプリケーション | 対象 | 対象外 |
|---|---|---|
example.com または example.com/* |
example.com example.com/alpha example.com/beta |
alpha.example.com |
Subdomain 欄のワイルドカードは、親サブドメインやエイペックスドメインを対象にしません。
| アプリケーション | 対象 | 対象外 |
|---|---|---|
*.test.example.com |
alpha.test.example.com beta.test.example.com |
test.example.com example.com |
Subdomain 欄の先頭または末尾にワイルドカードを置いても、複数階層のサブドメインは対象になりません。
| アプリケーション | 対象 | 対象外 |
|---|---|---|
*test.example.com |
test.example.com alphatest.example.com |
beta.test.example.com |
Path 欄のワイルドカードは、親パスやエイペックスドメインを対象にしません。
| アプリケーション | 対象 | 対象外 |
|---|---|---|
example.com/alpha/* |
example.com/alpha/one example.com/alpha/two |
example.com/alpha example.com |
Path 欄の途中にワイルドカードを置くと、URL の複数セグメントが対象になります。
| アプリケーション | 対象 |
|---|---|
example.com/foo*/bar |
example.com/foo/barexample.com/food/bar example.com/food/stuff/bar |
- Subdomain では、各ドットのあいだにワイルドカードを最大 1 つまで使えます。たとえば、
foo*bar*baz.example.comは使えません。 - Path では、各スラッシュのあいだにワイルドカードを最大 1 つまで使えます。たとえば、
example.com/foo*bar*bazは使えません。
サブドメインセットアップ では、子ドメインを親ドメインとは別に管理できます。Access のアプリケーションパスでは、設定済みの子ドメインが Domain ドロップダウンに表示されます。サブドメインを切り出した あとに、そのサブドメインに既存の Access アプリケーションがある場合は、新しい子ドメインに関連付けるために Access アプリケーションを再保存する必要があります。
Access のアプリケーションパスは、ポート番号に対応していません。リクエストの URL にポート番号が含まれる場合、Access はポート番号を取り除き、デフォルトの HTTP / HTTPS ポートへリダイレクトします。
クエリ文字列(例: ?foo=bar)は、Access のアプリケーションパスでは使えません。
アンカーリンクはサーバーではなくブラウザーが処理するため、Access アプリケーションは URL 内の # 文字に対応していません。たとえば、dashboard.com/#settings へのリクエストは dashboard.com へリダイレクトされます。