独立多要素認証(MFA)では、アイデンティティプロバイダー(IdP)に依存せず、Access で MFA 要件を直接適用できます。ユーザーは通常どおり IdP で認証し、アプリケーションへのアクセスを許可する前に、Access が追加の認証方式を求めます。
アプリケーションとポリシーのレベルで MFA を設定 できるため、組織全体には求めず、機密性の高いアプリケーションだけにハードウェアセキュリティキーなどの厳しい認証方式を適用できます。重要な箇所には追加のセキュリティを入れつつ、幅広いユーザー層の MFA 疲労を避けられます。
| MFA 方式 | 説明 |
|---|---|
| 認証アプリ | Google Authenticator、Microsoft Authenticator、Authy などのアプリが生成する時間ベースのワンタイムパスワード(TOTP)。Access は、ユーザーあたり同時に 1 つの TOTP 認証器だけをサポートします。 |
| セキュリティキー | WebAuthn ↗ 規格に対応するハードウェアセキュリティキー。ユーザーは複数のセキュリティキーを登録できます。 |
| 生体認証 | WebAuthn ↗ を使うデバイス内蔵の認証器です。Apple Touch ID、Apple Face ID、Windows Hello を含みます。ユーザーは複数の生体認証を登録できます。 |
| 個人識別検証(PIV)キー(インフラストラクチャアプリのみ) | SSH 接続時の公開鍵認証に使う YubiKey PIV キーです。YubiKey ファームウェア 4.3 以降が必要です。この方式は インフラストラクチャアプリケーション でのみ利用できます。ユーザーは複数の PIV キーを登録できます。 |
| FIDO2 キー(インフラストラクチャアプリのみ) | SSH 接続時の公開鍵認証に使う YubiKey FIDO2 キーです。この方式は インフラストラクチャアプリケーション でのみ利用でき、ブラウザーベースの WebAuthn セキュリティキー方式とは別です。 |
アプリケーションとポリシーで独立 MFA を適用 する前に、組織レベルで独立 MFA をオンにする必要があります。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で、Zero Trust > Access controls > Access settings を開きます。
- Allow multi-factor authentication (MFA) の下で、組織で許可する MFA 方式 を選択します。
- Authentication duration を設定します。この値は、ユーザーが再度 MFA を求められずに Access にログインできる期間を決めます。必要な認証器の有効な MFA セッションがない場合、ユーザーは IdP 認証に加えて MFA を完了する必要があります。
- (任意)ユーザーに MFA を二重で求めないようにするには、Use identity provider MFA を有効にできます。認証時にアイデンティティプロバイダーから渡された AMR 値を確認し、その AMR 値が許可された MFA 方式を満たす場合、設定した期間は MFA を求めません。
- (任意)MFA 方式と認証期間をすべての Access アプリケーションに適用するには、Apply global MFA settings by default を選択します。個別のアプリケーションとポリシーでは、グローバル MFA 設定を上書き できます。
- Save を選択します。
-
既存の Zero Trust 組織設定を取得します。
At least one of the following token permissions is required:Required API token permissions
Access: Organizations, Identity Providers, and Groups RevokeAccess: Organizations, Identity Providers, and Groups WriteAccess: Organizations, Identity Providers, and Groups Read
Get your Zero Trust organizationbash curl "https://api.cloudflare.com/client/v4/accounts/$ACCOUNT_ID/access/organizations" \ --request GET \ --header "Authorization: Bearer $CLOUDFLARE_API_TOKEN" -
PUTリクエストを送り、組織の MFA 設定を更新します。既存の設定を上書きしないよう、PUTリクエストの本文には、直前のGETリクエストで返されたすべてのフィールドを含めてください。
At least one of the following token permissions is required:Required API token permissions
Access: Organizations, Identity Providers, and Groups Write
Update your Zero Trust organizationbash curl "https://api.cloudflare.com/client/v4/accounts/$ACCOUNT_ID/access/organizations" \ --request PUT \ --header "Authorization: Bearer $CLOUDFLARE_API_TOKEN" \ --json '{ "auth_domain": "your-team-name.cloudflareaccess.com", "name": "Your Team Name", "mfa_config": { "allowed_authenticators": [ "totp", "biometrics", "security_key" ], "session_duration": "24h" }, "mfa_required_for_all_apps": false }'allowed_authenticatorsには、次のうち 1 つ以上を含む配列を指定します。totp— 認証アプリ(時間ベースのワンタイムパスワード)。biometrics— 生体認証(Touch ID、Face ID、Windows Hello)。security_key— セキュリティキー(WebAuthn 対応のハードウェアキー)。piv_key— PIV キー(YubiKey)。ssh_fido2_key— インフラストラクチャアプリケーションへの SSH 接続用 FIDO2 キー。
piv_keyとssh_fido2_keyは、インフラストラクチャアプリケーションへの SSH 接続にのみ適用されます。組織レベルで許可しても、これらの MFA 方式はインフラストラクチャアプリケーションにだけ適用され、他のアプリケーションタイプでは使えません。session_durationには期間文字列を指定します(例:30m、1h、24h)。アクセスのたびに MFA を求める場合は0mを使います。
独立 MFA をオンにしたあと、ユーザーは App Launcher から 認証器を登録 できます。
インフラストラクチャアプリケーションの MFA に PIV キーを使う場合は、組織の Access 設定で PIV キーの要件を構成します。これらの要件は、ユーザーが登録できる PIV キーを決めます。
-
Cloudflare ダッシュボード ↗ で、Zero Trust > Access controls > Access settings を開きます。
-
Allow multi-factor authentication (MFA) の下で、「Personal Identity Verification (PIV) key」認証器をオンにします。
-
次の設定を構成します。
設定 説明 選択肢 Key type SSH 鍵アルゴリズム ECDSA、Ed25519、RSA Key size ビット単位の鍵長 ECDSA: 256、384、521。RSA: 2048、3072、4096 PIN policy ユーザーが PIV PIN を入力するタイミング never、once(セッションあたり 1 回)、always(毎回)Touch policy ユーザーがハードウェアキーに触れるタイミング never、always(毎回)、cached(15 秒間キャッシュ)Require FIPS PIV キーを FIPS 検証済みデバイス上に限定する true、false -
Save を選択します。
AAGUID ↗(Authenticator Attestation GUID)は、WebAuthn ↗ 認証器のメーカーとモデルを示す 128 ビットの識別子です。登録を特定の AAGUID セットに制限すると、FIPS 検証済みセキュリティキーや会社支給デバイスなど、承認済みハードウェアだけを登録させることができます。
Access は、ユーザーが認証器を登録するときに AAGUID を確認します。登録は組織全体に適用されるため、AAGUID 制限は組織レベルで設定します。
FIDO2 キーでは、ユーザーがインフラストラクチャアプリケーションに接続するたびにも Access が AAGUID を確認します。許可リストから FIDO2 キーを外すと、以前に登録していてもそのキーは使えなくなります。
PIV キーは AAGUID を提示しないため、これらの制限は適用されません。
required_aaguids が未設定の場合、Access は AAGUID 制限を適用しません。
AAGUID は Lists で管理します。種類が AAGUID のリストを作成し、組織の MFA 設定でそのリストを参照します。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で、Zero Trust > Resources > Lists を開きます。
- Create new list を選択します。
- List name(例:
Approved security keys)と、任意の説明を入力します。 - List type を MFA AAGUIDs に設定します。
- AAGUID エントリを 1 つ以上追加します。
- 定義済みの AAGUID を追加するには、Known authenticators リストから認証器を選びます。
- カスタム AAGUID を追加するには、次のフィールドを入力します。
- MFA AAGUIDs — 認証器の AAGUID。ダッシュなしの 32 文字の 16 進数形式です(例:
8c39ee867f9a4a959ba3f6b097e5c2ee)。 - Description — 認証器の名前とモデルなど、任意のラベルです。
- MFA AAGUIDs — 認証器の AAGUID。ダッシュなしの 32 文字の 16 進数形式です(例:
- Save を選択します。
リストを作成するには POST リクエストを送ります。
curl "https://api.cloudflare.com/client/v4/accounts/$ACCOUNT_ID/gateway/lists" \
--request POST \
--header "Authorization: Bearer $CLOUDFLARE_API_TOKEN" \
--json '{
"name": "Approved security keys",
"description": "AAGUIDs for MFA enrollment",
"type": "AAGUID",
"items": [
{
"value": "8c39ee867f9a4a959ba3f6b097e5c2ee",
"description": "YubiKey Bio Series - FIDO Edition (Enterprise Profile)"
}
]
}'レスポンスには、リストの id(UUID)が含まれます。組織の MFA 設定にリストを割り当てるときに、この ID を使います。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で、Zero Trust > Access controls > Access settings を開きます。
- Allow multi-factor authentication (MFA) の下で、Limit MFA to specific authentication methods を開きます。
- 既存の AAGUID リスト を選択します。
- Save を選択します。
保存後、リストに含まれる AAGUID の認証器だけを登録できます。リスト外で以前に登録したセキュリティキーや生体認証は、管理者が削除 するまで使い続けられます。リスト外で以前に登録した FIDO2 キーは、次回の接続から使えなくなります。制限を外すには、AAGUID リストの設定を解除します。
-
既存の Zero Trust 組織設定を取得します。
At least one of the following token permissions is required:Required API token permissions
Access: Organizations, Identity Providers, and Groups RevokeAccess: Organizations, Identity Providers, and Groups WriteAccess: Organizations, Identity Providers, and Groups Read
Get your Zero Trust organizationbash curl "https://api.cloudflare.com/client/v4/accounts/$ACCOUNT_ID/access/organizations" \ --request GET \ --header "Authorization: Bearer $CLOUDFLARE_API_TOKEN" -
リストを割り当てる
PUTリクエストを送ります。既存の設定を上書きしないよう、PUTリクエストの本文には、直前のGETリクエストで返されたすべてのフィールドを含めてください。mfa_config.required_aaguidsに AAGUID リストの ID を設定します。
At least one of the following token permissions is required:Required API token permissions
Access: Organizations, Identity Providers, and Groups Write
Update your Zero Trust organizationbash curl "https://api.cloudflare.com/client/v4/accounts/$ACCOUNT_ID/access/organizations" \ --request PUT \ --header "Authorization: Bearer $CLOUDFLARE_API_TOKEN" \ --json '{ "auth_domain": "your-team-name.cloudflareaccess.com", "name": "Your Team Name", "mfa_config": { "allowed_authenticators": [ "security_key", "totp", "biometrics" ], "session_duration": "24h", "required_aaguids": "05ddacda-5131-41ab-9eeb-6763f8dce3be" } }'制限を外すには、
required_aaguidsをnullに設定します。
アイデンティティプロバイダーがすでにユーザーに MFA を求めている場合、Access がその MFA を受け入れ、再度求めないように設定できます。Access は、RFC 8176 ↗ で定義された、IdP が返す Authentication Method Reference(AMR)クレームを確認します。AMR 値が、アプリケーションまたはポリシーで 許可された認証器タイプ に一致する場合、Access は独立 MFA のプロンプトをスキップします。
| AMR 値 | 対応する Access の認証器タイプ | 説明 |
|---|---|---|
hwk |
セキュリティキー | ハードウェアキーの所持証明 |
swk |
セキュリティキー | ソフトウェアキーの所持証明 |
otp |
認証アプリ | ワンタイムパスワード |
face |
生体認証 | 顔認識 |
fpt |
生体認証 | 指紋 |
iris |
生体認証 | 虹彩スキャン |
retina |
生体認証 | 網膜スキャン |
vbm |
生体認証 | 声紋認証 |
Access は、対応する認証器タイプにマッピングされない AMR 値(例: pwd、sms、tel、geo、kba、sc、pin、user、mca、rba、wia)を無視します。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で、Zero Trust > Access controls > Access settings を開きます。
- Allow multi-factor authentication (MFA) の下で、Use identity provider MFA をオンにします。
- Authentication Method Reference (AMR) matching duration の下で、成功した IdP MFA の有効期間を設定します。この期間中、ユーザーは追加の MFA プロンプトなしで Access にログインできます。カスタム期間(デフォルトは 24 時間)を設定するか、ログインのたびに 有効な AMR 値 を確認できます。
- Save を選択します。
-
既存の Zero Trust 組織設定を取得します。
At least one of the following token permissions is required:Required API token permissions
Access: Organizations, Identity Providers, and Groups RevokeAccess: Organizations, Identity Providers, and Groups WriteAccess: Organizations, Identity Providers, and Groups Read
Get your Zero Trust organizationbash curl "https://api.cloudflare.com/client/v4/accounts/$ACCOUNT_ID/access/organizations" \ --request GET \ --header "Authorization: Bearer $CLOUDFLARE_API_TOKEN" -
PUTリクエストを送り、組織の AMR マッチング設定を更新します。既存の設定を上書きしないよう、PUTリクエストの本文には、直前のGETリクエストで返されたすべてのフィールドを含めてください。
At least one of the following token permissions is required:Required API token permissions
Access: Organizations, Identity Providers, and Groups Write
Update your Zero Trust organizationbash curl "https://api.cloudflare.com/client/v4/accounts/$ACCOUNT_ID/access/organizations" \ --request PUT \ --header "Authorization: Bearer $CLOUDFLARE_API_TOKEN" \ --json '{ "auth_domain": "your-team-name.cloudflareaccess.com", "name": "Your Team Name", "mfa_config": { "allowed_authenticators": [ "totp", "biometrics", "security_key" ], "session_duration": "24h", "amr_matching_enabled": true, "amr_session_duration": "1h" } }'
次の場合、Access は AMR マッチングを適用しません。
- IdP が
amrクレームを返さない。 - IdP が返す AMR 値が、アプリケーションまたはポリシーで 許可された認証器タイプ にマッピングされないものだけである。
- ユーザーが IdP 経由で最後に MFA を行った時点から、設定した AMR マッチング期間を超えており、AMR マッチングセッションが期限切れである。
これらの場合、Access は既存の MFA セッションを確認します。有効な MFA セッションがなければ、Access はユーザーに独立 MFA の完了を求めます。
組織の独立 MFA をオフにする手順は次のとおりです。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で、Zero Trust > Access controls > Access settings を開きます。
- Allow multi-factor authentication (MFA) の下で、Apply global MFA settings by default をオフにします。
- すべての MFA 方式(Biometrics、Security key、Authenticator application)をオフにします。
MFA 設定の更新でエラーになる場合は、すべてのアプリケーションとポリシーからカスタム MFA 設定を削除したことを確認してください。
-
既存の Zero Trust 組織設定を取得します。
At least one of the following token permissions is required:Required API token permissions
Access: Organizations, Identity Providers, and Groups RevokeAccess: Organizations, Identity Providers, and Groups WriteAccess: Organizations, Identity Providers, and Groups Read
Get your Zero Trust organizationbash curl "https://api.cloudflare.com/client/v4/accounts/$ACCOUNT_ID/access/organizations" \ --request GET \ --header "Authorization: Bearer $CLOUDFLARE_API_TOKEN" -
空の
allowed_authenticators配列を含むPUTリクエストを送ります。既存の設定を上書きしないよう、PUTリクエストの本文には、直前のGETリクエストで返されたすべてのフィールドを含めてください。
At least one of the following token permissions is required:Required API token permissions
Access: Organizations, Identity Providers, and Groups Write
Update your Zero Trust organizationbash curl "https://api.cloudflare.com/client/v4/accounts/$ACCOUNT_ID/access/organizations" \ --request PUT \ --header "Authorization: Bearer $CLOUDFLARE_API_TOKEN" \ --json '{ "auth_domain": "your-team-name.cloudflareaccess.com", "name": "Your Team Name", "mfa_config": { "allowed_authenticators": [] } }'
ユーザーは App Launcher から認証器を登録します。
すでに 1 つ以上の認証器を登録している場合、Access は新しい認証器を追加する前に、既存の MFA 方式での確認 を求めます。
認証器を登録する手順は次のとおりです。
-
組織の App Launcher(
<your-team-name>.cloudflareaccess.com)を開きます。 -
アイデンティティプロバイダー、またはワンタイム PIN(OTP)でログインします。
-
Account > MFA devices > Add an MFA device を開きます。
-
すでに MFA デバイスを登録している場合は、MFA 確認のプロンプトを完了します。
-
登録する認証器の種類を選び、画面の指示に従います。
認証アプリ
- Authenticator application を選択します。
- 認証アプリ(Google Authenticator、Microsoft Authenticator、Authy など)で QR コードをスキャンします。代わりに、セットアップキーを認証アプリへ手動入力することもできます。ハッシュ関数は SHA1、タイムステップは 30 秒にします。
- 登録を確認するため、認証アプリが生成した 6 桁の時間ベースワンタイムパスワード(TOTP)を入力します。
セキュリティキー
- Security key を選択します。
- ブラウザーの案内に従い、セキュリティキーを挿入して画面の指示に従います。
- ブラウザーが登録を確認すると、セキュリティキーが登録されます。
予備として、複数のセキュリティキーを登録できます。
生体認証
- Biometrics > Register biometrics を選択します。
- デバイスで利用可能な認証器タイプでの登録を求められます(例: Add macOS Touch ID または Add Windows Hello)。
- ブラウザーが登録を確認すると、プラットフォーム認証器が登録されます。
PIV キー(インフラストラクチャアプリケーションのみ)
PIV キーの登録には追加のクライアント側セットアップが必要で、インフラストラクチャアプリケーションの MFA にのみ使います。手順の全体は、インフラストラクチャアプリ向けに PIV キーを登録する を参照してください。
FIDO2 キー(インフラストラクチャアプリケーションのみ)
FIDO2 キーの登録には追加のクライアント側セットアップが必要で、インフラストラクチャアプリケーションの MFA にのみ使います。この方式は、ブラウザーベースのセキュリティキー登録とは別です。手順の全体は、インフラストラクチャアプリ向けに FIDO2 キーを登録する を参照してください。
これらの認証器を使い、組織のアプリケーションにログインできます。
ユーザーが登録する前に、組織の グローバル MFA 設定 で FIDO2 key 認証器をオンにします。
App Launcher が、アカウント向けの登録コマンドを生成します。登録コマンドを手動で組み立てないでください。
- 組織の App Launcher(
<your-team-name>.cloudflareaccess.com)を開きます。 - アイデンティティプロバイダー、またはワンタイム PIN(OTP)でログインします。
- Account > MFA devices > Add an MFA device > FIDO2 key を開きます。
- 自分のオペレーティングシステムのタブを選択します。
- App Launcher に表示された登録コマンドをコピーします。
- SSH に使うデバイスのローカルターミナルで、そのコマンドを実行します。
- プロンプトに従い、JSON 出力をコピーします。
- App Launcher に戻り、登録フィールドに JSON を貼り付けます。
- 登録を完了します。
コマンドは、~/.ssh/id_ed25519_sk_cf にアイデンティティを作成します。
~/.ssh/config ファイルに次の設定を追加します。
Host *
IdentityFile ~/.ssh/id_ed25519_sk_cf接続時にアイデンティティを指定することもできます。
ssh -i ~/.ssh/id_ed25519_sk_cf <username>@<target IP>OpenSSH が FIDO2 ハードウェアキーを使う仕組みの詳細は、Yubico の Securing SSH with FIDO2 ↗ を参照してください。
PIV キーの登録は、上記の一般的な認証器登録とは別で、追加のクライアント側セットアップが必要です。
登録前に、ファームウェア 4.3 以降の YubiKey と、PIV スロット 9a で生成したキーが必要です。まだ PIV キーを生成していない場合は、PIV キーを生成する を参照してください。
YubiKey にまだ PIV キーがない場合は、スロット 9a で生成します。
ykman piv keys generate \
--algorithm ECCP256 \
--pin-policy once \
--touch-policy always \
9a pubkey.pemYubiKey が点滅したら触れて、キー生成を確定します。次に、SSH エージェントからキーが見えるように自己署名証明書を作成します。
ykman piv certificates generate --subject "CN=SSH-Identity" 9a pubkey.pemキーを生成したあと、構成証明証明書を生成 し、登録を続けます。
構成証明証明書は、キーが正規のハードウェア上で生成されたことを証明します。次のコマンドを実行し、YubiKey からエクスポートします。
ykman piv keys attest 9a leaf.pem
ykman piv certificates export f9 intermediate.pemleaf.pemには、スロット9aのキーの公開鍵とメタデータが含まれます。intermediate.pemは、YubiKey の構成証明 CA 証明書です。
- 組織の App Launcher(
<your-team-name>.cloudflareaccess.com)を開きます。 - アイデンティティプロバイダー(IdP)、ワンタイム PIN、または Cloudflare を IdP としてログインします。
- Account > MFA devices > Add an MFA device を開きます。
- PIV key を選択します。
leaf.pemの内容を Leaf certificate フィールドに貼り付けます。intermediate.pemの内容を Intermediate certificate フィールドに貼り付けます。- Enroll を選択します。
Access は、インフラストラクチャアプリへの今後の認証のため、証明書から SSH 公開鍵を抽出して保存します。予備として、複数の PIV キーを登録できます。
登録後、PIV キーを使うように SSH クライアントを設定します。次の例は macOS の yubikey-agent です。Linux は yubikey-agent のドキュメント ↗ を参照してください。
-
yubikey-agentをインストールして起動します。brew install yubikey-agent brew services start yubikey-agent -
リーフ証明書から SSH 公開鍵を抽出します。
openssl x509 -in leaf.pem -pubkey -noout | ssh-keygen -i -m PKCS8 -f /dev/stdin > ~/.ssh/id_yubikey.pub -
~/.ssh/configに次を追加します。Host * IdentityAgent /opt/homebrew/var/run/yubikey-agent.sock IdentitiesOnly yes AddKeysToAgent yes IdentityFile ~/.ssh/id_yubikey.pub -
キーが読み込まれていることを確認します。
ssh-add -L出力には
ecdsa-sha2-nistp256キーが表示されるはずです。
ユーザーは App Launcher から自分の認証器を削除できます。1 つ以上の認証器を登録している場合、Access はデバイスを外す前に、既存の MFA 方式での確認 を求めます。
- 組織の App Launcher(
<your-team-name>.cloudflareaccess.com)を開きます。 - Account > MFA devices を開きます。
- MFA デバイスの横にある 3 点メニューを選択し、Remove MFA device を選択します。
- 他の MFA デバイスを登録している場合は、MFA 確認のプロンプトを完了します。
管理者は ユーザーに代わって認証器を削除 することもできます。
ユーザーが 1 つ以上の認証器を登録している場合、Access は App Launcher から認証器を追加または削除する前に MFA 確認を求めます。この確認は IdP ログインとは別で、ユーザーが登録済みの独立 MFA デバイスを使います。
ユーザーが MFA 確認を完了したあと、10 分間は追加のプロンプトなしで認証器を追加または削除できます。このウィンドウは現在のデバイスに紐づきます。10 分が経過するか、別のデバイスに切り替えると、Access は再度 MFA 確認を求めます。
これにより、侵害された IdP 資格情報を持つ攻撃者が、ユーザーの登録済み認証器を変更するのを防ぎます。攻撃者がユーザーの IdP セッションを得ても、登録済み認証器を所持していなければ、独立 MFA 確認を迂回できません。唯一の認証器を失い確認できない場合、管理者はそれを削除して再登録を許可できます。ユーザーの認証器を管理する を参照してください。
管理者は、ユーザーが登録した認証器を表示および削除できます。ロックアウトの解消やセキュリティ事象への対応に役立ちます。
ユーザーが登録した認証器を表示する手順は次のとおりです。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で、Zero Trust > Team & Resources > Users を開きます。
- ユーザーを選択します。
- MFA devices を開きます。各エントリには、認証器の ID、ユーザーが設定した名前、MFA 方式が表示されます。
ユーザーがロックアウトされた場合や、セキュリティ上の理由で認証器を無効にする必要がある場合は、ダッシュボードまたは API から削除できます。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で、Zero Trust > Team & Resources > Users を開きます。
- 認証器を削除するユーザーを選択します。
- MFA devices の下で認証器を探し、Delete を選択します。
ユーザーは、MFA が必要なアプリケーションへ次回アクセスするときに、新しい認証器を登録する必要があります。
特定の認証器を削除するには DELETE リクエストを送ります。
curl "https://api.cloudflare.com/client/v4/accounts/$ACCOUNT_ID/access/users/$USER_ID/mfa_authenticators/$AUTHENTICATOR_ID" \
--request DELETE \
--header "Authorization: Bearer $CLOUDFLARE_API_TOKEN"パラメーター:
user_id— ユーザーの UUID。Team & Resources > Users のユーザー詳細で確認できます。authenticator_id— 認証器の一意の識別子。
ユーザーが登録済みのすべての認証器にアクセスできなくなった場合:
- ユーザーの認証器を 削除 します。
- ユーザーは保護されたアプリケーションにアクセスでき、新しい認証器を登録するリンクが提示されます。
- 代わりに、直接登録リンクをユーザーと共有できます:
<your-team-name>.cloudflareaccess.com/AddMfaDevice。