DLP 設定では、すべての DLP プロファイルとポリシーに適用されるアカウントレベルの設定を構成できます。設定は Cloudflare ダッシュボード ↗ の Zero Trust > Data loss prevention > DLP settings にあります。
光学文字認識(OCR)は、画像ファイル内のテキストを分析して解釈します。有効にすると、ユーザーがアップロードした画像内の機密データを検出できます。
OCR は、サイズが 4 KB 以上 1 MB 以下の .jpg / .jpeg と .png ファイルのスキャンに対応しています。テキストは UTF-8 でエンコードされ、ラテン文字以外もサポートします。
OCR を有効にするには、次の手順を行います。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で Zero Trust > Data loss prevention > DLP settings を開きます。
- Optical Character Recognition (OCR) をオンにします。
AI コンテキスト分析は、事前学習済みモデルで周囲の文脈を分析し、検出の信頼度を調整します。たとえば、クレジットカード番号のパターンに一致する数字でも、クレジットカード番号が出てこない文脈であれば、信頼度スコアが下がることがあります。DLP は、設定した信頼度しきい値を超える一致をログに記録します。
DLP は一致したテキストを伏せたうえで、周囲の文脈をベクトル埋め込みに変換し、Cloudflare Workers AI に送信します。ベクトル埋め込み(生テキストではありません)は、ヒット数と 偽陽性 / 偽陰性の報告 とともに、ユーザー固有のプライベート名前空間に最大 6 か月間保存されます。
AI コンテキスト分析を有効にするには、次の手順を行います。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で Zero Trust > Data loss prevention > DLP settings を開きます。
- AI context analysis をオンにします。
- プロファイルを DLP ポリシーに 追加 します。
- DLP ポリシーの設定時に、ペイロードログ をオンにします。
AI コンテキスト分析の結果は、DLP ログ のペイロード欄に表示されます。今後の機密データ検出を改善するには、偽陽性と真陽性を報告 する必要があります。
DLP ペイロードのログ記録を始める前に、DLP ペイロード暗号化用の公開鍵を設定する必要があります。DLP は公開鍵暗号を使うため、一致した機密データを読めるのはあなただけです。Cloudflare は秘密鍵にアクセスできず、ログを復号できません。
公開鍵(ログデータを暗号化するために Cloudflare へアップロード)と秘密鍵(あとでログデータを復号するために手元で保管)の 2 つを生成します。
コマンドラインで公開鍵 / 秘密鍵のペアを生成する方法は、鍵ペアを生成する を参照してください。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で Zero Trust > Data loss prevention > DLP settings を開きます。
- DLP Payload Encryption public key 欄に公開鍵を貼り付けます。
- Save を選択します。
マスキングレベルを選ぶと、DLP ペイロードログでの機密データの表示方法を制御できます。復号後に、一致した内容のどれだけが見えるかが決まります。
ペイロードログのマスキングを設定するには、次の手順を行います。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で Zero Trust > Data loss prevention > DLP settings を開きます。
- Payload log masking カードを開きます。
- 次のいずれかのマスキングレベルを選びます。
- Full Mask (default): 文字数と見た目の書式を保ったまま、一致箇所をマスクします。たとえば、社会保障番号は
***-**-****と表示されます。 - Partial Mask: 一致した内容の 25% を表示し、残りをマスクします。たとえば
***-**-6789です。 - Clear Text: 調査用に、マスクしていない一致内容をそのまま保存します。たとえば
123-45-6789です。
- Full Mask (default): 文字数と見た目の書式を保ったまま、一致箇所をマスクします。たとえば、社会保障番号は
移行期間中、OCR と AI コンテキスト分析はプロファイルレベル(Data loss prevention > Profiles)とアカウントレベル(Data loss prevention > DLP settings)の両方で利用できます。両方を設定している場合、DLP は評価に OR 論理を使います。プロファイルレベルまたはアカウントレベルの設定のいずれかが検出をトリガーすれば、一致になります。
プロファイルレベルの OCR と AI コンテキスト分析の設定は、今後のリリースで廃止されます。すべてのプロファイルで一貫した動作になるよう、DLP settings のアカウントレベル設定へ移行することをおすすめします。
移行手順は次のとおりです。
- Cloudflare ダッシュボード ↗ で Zero Trust > Data loss prevention > DLP settings を開きます。
- 必要に応じて Optical Character Recognition (OCR) や AI context analysis をオンにします。
- Zero Trust > Data loss prevention > Profiles を開きます。
- OCR または AI コンテキスト分析が有効な各プロファイルを編集し、プロファイルレベルの設定をオフにします。
- Save profile を選択します。