SCIM(System for Cross-domain Identity Management)のアクティビティログを使うと、アイデンティティプロバイダーでの SCIM プロビジョニング イベント(作成、更新、削除など)が、Zero Trust 上のユーザーの ID とグループ所属にどう影響するかを監査できます。Zero Trust の SCIM ログとアイデンティティプロバイダーの SCIM ログを突き合わせると、両サービス間での ID データの共有状況を追い、プロビジョニングエラーの発生源を特定できます。
全ユーザーの SCIM イベントを一覧するには、Cloudflare ダッシュボード ↗ にログインし、Zero Trust > Insights > Logs > SCIM provisioning logs を開きます。このページには、アイデンティティプロバイダーが Cloudflare に送った受信 SCIM リクエストが一覧されます。個別のリクエストを選ぶと、SCIM 操作の詳細を確認できます。
特定ユーザーへの SCIM イベントの影響を調べるには、そのユーザーの User Registry の ID を開きます。最後に確認された ID とグループ所属を表示し、ID の経時変化を追跡できます。
SCIM プロビジョニングログには、受信した各 SCIM リクエストについて次の情報が表示されます。
- IdP name: リクエストを送ったアイデンティティプロバイダーの名前
- Timestamp: リクエストの日時
- Action: HTTP リクエストメソッド(
POST、PUT、PATCH、DELETE)。POSTはリソースの作成、PUTはリソースの完全置換、PATCHは部分更新、DELETEはリソースの削除を示します。 - User email: SCIM の ID 更新を受けたユーザー
- Group name: SCIM の ID 更新を受けたグループ
- Resource type: リクエストがグループとユーザーのどちらを変更したか(
GROUPまたはUSER) - CF resource ID: Cloudflare SCIM が作成したユーザーまたはグループの永続識別子。この ID で Zero Trust 上のリソースを検索します。
- IDP resource ID: アイデンティティプロバイダーが付与したユーザーまたはグループの識別子。この ID でログエントリとアイデンティティプロバイダー側のレコードを対応付けます。
- Outcome: SCIM リクエストが正常に適用されたかどうか(
SUCCESSまたはERROR) - Request body: 追加、変更、または削除されたデータを含む HTTP リクエスト本文
- JSON log: JSON 形式の SCIM リクエストログ