Cipher suite(暗号スイート)は、SSL/TLS ハンドシェイク ↗ 中にセキュリティ設定を交渉するために使う暗号の組み合わせです(そのため SSL/TLS プロトコル とは別のものです)。
このセクションでは、訪問者と Cloudflare ネットワークのあいだの接続で使う暗号スイートを扱います。Cloudflare とオリジンサーバーのあいだで使う暗号スイートは別に設定します。オリジンサーバー > 暗号スイート を参照してください。
PCI DSS などの コンプライアンス基準 では、特定の暗号スイートが必須だったり、古いものが禁止されたりします。Qualys SSL Labs などのセキュリティテストツールは、Cloudflare の デフォルト設定 にフラグを付けることがあります。
Cloudflare のデフォルト暗号スイート(Legacy)はセキュリティと互換性のバランスを取るため、セキュリティテストツールがフラグを付ける古いアルゴリズムも含みます。
デフォルト設定が要件を満たさない場合は、Advanced Certificate Manager アドオンを購入 ↗ し、より安全な暗号スイートを指定 できます。
暗号スイートのカスタマイズはホスト名単位の設定です。指定すると、そのホスト名を配信するすべてのエッジ証明書に適用されます。証明書の種類(Universal、アドバンスト、カスタム)は問いません。
暗号スイートは独立して設定しますが、ほかの SSL/TLS 設定とも連動します。
クライアントが Web サイトやアプリケーションに接続するために必要な 最小 TLS バージョン を指定できます。
たとえば最小を TLS 1.1 にすると、TLS 1.0 での接続は拒否され、TLS 1.1、1.2、または(有効な場合)1.3 での接続は許可されます。
特定の暗号スイートは、特定の TLS バージョンでのみ利用できます。古いアルゴリズムを除く より高いセキュリティレベル に暗号スイートを制限する場合は、最小 TLS バージョンも合わせて調整してください。
コンプライアンス基準 では、Web サイトやアプリケーションへの接続で受け入れる最小 TLS バージョンの引き上げが求められることもあります。
TLS 1.3 の暗号スイートを個別に指定することはできません。代わりに、ゾーン全体で TLS 1.3 を有効にすると、Cloudflare は 該当するすべての TLS 1.3 暗号スイート を使います。あわせて、TLS 1.0〜1.2 の 弱い暗号スイートを無効 にすることもできます。
Cloudflare は TLS 1.3 暗号スイートに対して、次の名前を返すことがあります。RFC 8446 ↗ の名前との対応は次のとおりです。
| Cloudflare | RFC 8446 |
|---|---|
AEAD-AES128-GCM-SHA256 |
TLS_AES_128_GCM_SHA256 |
AEAD-AES256-GCM-SHA384 |
TLS_AES_256_GCM_SHA384 |
AEAD-CHACHA20-POLY1305-SHA256 |
TLS_CHACHA20_POLY1305_SHA256 |
Cloudflare Pages のホスト名では、暗号スイートを設定できません。