このページでは、Cloudflare SSL/TLS に関連し、このドキュメントで使う主な概念を定義して説明します。ほかの概念や、より広い説明は Cloudflare Learning Center ↗ を参照してください。
SSL/TLS 証明書は、Web サイトとアプリケーションが安全な接続を確立するために使います。SSL/TLS では、ブラウザなどのクライアントが接続先サーバーの真正性と完全性を検証し、暗号化して情報を交換できます。
Cloudflare のグローバルネットワーク ↗ は、Cloudflare が提供する複数の製品・サービスの中核です。そのため SSL/TLS では、1 つのリクエストに証明書が 1 枚ではなく 2 枚関わることがあります。エッジ証明書とオリジン証明書です。
エッジ証明書 は、Web サイトやアプリケーションを訪れるクライアントに Cloudflare が提示する証明書です。Cloudflare ダッシュボード ↗ で管理できます。
オリジン証明書 は、ネットワークの反対側、Cloudflare と Web サイトやアプリケーションのオリジンサーバーの間のセキュリティと認証を保証します。オリジン証明書はオリジンサーバー上で管理します。
SSL/TLS 暗号化モード は、Cloudflare がこれら両方の証明書を使うかどうか、どう使うかを制御します。SSL/TLS の概要ページ ↗ でモードを選べます。
SSL/TLS 証明書には、必ず固定の有効期限があります。証明書が期限切れだと、訪問者のブラウザなどのクライアントは安全な接続を確立できないと判断し、警告やエラーになります。
認証局(CA) によって対応する有効期間は異なります。Cloudflare は各 CA と連携し、Universal と Advanced のエッジ証明書が常に更新されるようにしています。
認証局(CA) は、SSL/TLS 証明書を生成して発行する信頼できる第三者です。CA は自身の秘密鍵で証明書にデジタル署名します。訪問者のブラウザなどのクライアントは、その署名で証明書が信頼できるかを検証できます。
SSL 証明書とは ↗ で説明しているとおり、警告やエラーを避けるには、期限切れでないことに加え、認証局(CA)が発行した SSL/TLS 証明書である必要があります。
SSL/TLS 証明書は、CA がどのレベルまで検証したかによって異なります。証明書の種類 ↗ で説明しているとおり、SSL/TLS 証明書は DV(Domain Validated)、OV(Organization Validated)、EV(Extended Validation)のいずれかです。
Cloudflare 経由で発行される証明書(Universal、Advanced、Custom Hostname 証明書)は、ドメイン検証(DV)です。組織で OV または EV 証明書が必要な場合は、カスタム証明書をアップロード できます。
訪問者が Web サイトやアプリケーションのコンテンツをリクエストすると、Cloudflare はまず キャッシュからコンテンツを返す ↗ ことを試みます。失敗した場合、Cloudflare はオリジン Web サーバーへリクエストを送り、コンテンツを取得します。Cloudflare とオリジン Web サーバーの間のこのリクエストを origin pull(オリジンプル)と呼びます。
これは エッジ証明書 と オリジン証明書 の違いにも関係します。暗号スイート などの仕様を、Cloudflare と訪問者のブラウザの間と、Cloudflare とオリジンサーバーの間で別々に設定できる理由でもあります。
有効な証明書が保証する認証と完全性に加え、SSL/TLS 証明書のもう 1 つの重要な側面は暗号化です。暗号スイートは、暗号化と復号に使えるアルゴリズムの集合を決めます。この集合は SSL/TLS ハンドシェイク ↗ で交渉されます。
このドキュメントでは、Cloudflare ネットワークでサポートされる暗号スイート と、Cloudflare がオリジンサーバーに提示する暗号スイート は同じとは限らない点に注意してください。
オペレーティングシステム、Web ブラウザ、その他 SSL/TLS 証明書を扱うソフトウェアが信頼する 認証局(CA) と中間証明書の一覧を、トラストストアと呼びます。Cloudflare はトラストストアを公開 GitHub リポジトリ ↗ で管理しています。
クライアントが SSL/TLS 証明書を確認するときのこの一覧や使い方を気にする必要は、ほとんどの場合ありません。ただし Custom Origin Trust Store などの機能や、バンドル方式 などの処理は、トラストストアに直接関係します。
組織の要件や、証明書のトラブルシューティングなどで、ルート証明書、中間証明書、リーフ証明書という用語に出会うことがあります。
これらの用語は、クライアントに提示する証明書(リーフ証明書)を、信頼できる認証局(CA)の証明書(ルート証明書 ↗)までたどれる仕組みを指します。この仕組みは 信頼チェーン ↗ として構成されます。