このページで、Version Management のよくある問題を解決します。次の手順で解決しない場合は、Cloudflare サポートに問い合わせ てください。サポートに伝える情報 に記載の内容を添えてください。
Cloudflare ダッシュボードで Version Management のオプションがグレーアウトされている、または表示されない場合は、要件 をすべて満たしているか確認します。
よくある原因:
- ゾーンが Enterprise プランではありません。 Version Management は Enterprise ゾーンでのみ利用できます。
- ゾーンがアクティブな状態ではありません。 ゾーンの ドメインステータス が Active であることを確認します。
- WAF の移行が完了していません。 ゾーンは、非推奨の Firewall Rules ではなく、WAF マネージドルール と カスタムルール を使う必要があります。レガシー WAF をまだ使っている場合は、アカウントチームに連絡して移行を完了してください。
- ユーザーアカウントに必要なロールがありません。 Version Management を有効にするには、Super Administrator または Administrator ロール が必要です。Zone Versioning ロールでは新しいバージョンを作成できません。
- ユーザーアカウントに API キーがありません。 API キーがプロビジョニングされている必要があります。詳細は Global API key を表示する を参照してください。
- ユーザーアカウントで API Access が無効です。 詳細は API Access を制御する を参照してください。
要件をすべて満たしていても Version Management が使えない場合は、アカウントチームに連絡してください。
バージョン作成(クローン)は、いくつかの理由で失敗することがあります。バージョンをクローンすると、Cloudflare はソースバージョンのゾーン設定を新しいバージョンへコピーします。この過程のいずれかでエラーが起きると、クローンは失敗します。
未対応、または一部のみ対応の製品設定
一部の製品と機能は、Version Management と完全には互換ではありません。ソースバージョンに未対応製品の設定があると、クローンが失敗したり、不完全な結果になったりすることがあります。一覧は 制限事項 を参照してください。
主な例:
- API Shield — 一部の API Shield 設定はクローンされません。新しいバージョンを作成したあと、API Shield の設定を手作業でやり直す必要があることがあります。
- Image Transformations — Image Transformations の変更は、新しいバージョンへ引き継がれません。
- WAF Attack Score — WAF Attack Score の設定はクローンされません。
- Network Error Logging — NEL の設定は、新しいバージョンへコピーされません。
ソースバージョンに無効または競合する設定がある
ソースバージョンに無効なルールや、互いに競合する設定があると、クローン操作が失敗することがあります。ソースバージョンの設定を見直し、エラーを直してから再試行してください。
バージョン作成が止まったままになる
バージョン作成が止まったように見える場合(長時間ステータスが変わらない場合)は、数分待ってダッシュボードを更新します。問題が続く場合は、サポートに伝える情報 の内容を添えて Cloudflare サポートに連絡してください。
- 制限事項 を確認し、ソースバージョンが未対応の設定に依存していないことを確かめます。
- ソースバージョンの設定を見直し、無効または競合するルールがないか確認します。
- クローン操作を再試行します。
- 問題が続く場合は、Cloudflare サポートに連絡します。
Version Management を有効にすると、各バージョンは独立したルールと設定を持ちます。ルールや設定が見えない場合、自分またはほかのユーザーが、そのルールを作成したバージョンとは別のバージョンを見ていることがあります。
たとえば、あるバージョンで作ったキャッシュルールは、別のバージョンを表示しているときには見えません。そのバージョンがアクティブな環境に昇格していれば、ルールはトラフィックに影響し続けますが、別のバージョンを選んでいるダッシュボードでは表示されません。
解決手順は次のとおりです。
- Cloudflare ダッシュボードで Version Management を開きます。
- 現在表示しているバージョンを確認します。
- ルールを作成したバージョンに切り替えます。
- 別のバージョンでもそのルールが必要な場合は、そのバージョンで作り直すか、ルールを含むバージョンを クローン します。
バージョンに Worker ルートがある場合、Wrangler で Worker をデプロイするとルートが消えることがあります。また、2 つのバージョンが同じカスタムドメインを持っていると、Worker がどちらを使うかをランダムに選ぶことがあります。
これを避けるには、次を行います。
- 同じルートを参照する新しいバージョンを作る前に、Wrangler で Workers をデプロイします。
- 複数のバージョンに同じカスタムドメインを設定しないでください。
Version Management は Terraform をサポートしていません。ゾーン設定の管理に Terraform を使っている場合は、Terraform か Version Management のどちらかを選んでください。同時利用はサポートされていません。
Version Management を有効にすると、Cloudflare ダッシュボードの分析データが、環境間のトラフィック分割を想定どおりに反映しないことがあります。分析はゾーンレベルで報告され、個別のバージョンや環境には分かれないことがあります。
Version Management を有効にしたあとに分析ダッシュボードでデータの食い違いに気づいた場合は、バージョンごとの内訳を期待するのではなく、ゾーンレベルの分析を見ていることを確認してください。
ドメインスコープのロールは新しいバージョンにコピーされない
ドメインスコープのロール は、ルートゾーンにだけ適用されます。新しいバージョンを作成してもこれらのロールはコピーされず、ドメインスコープのロールを持つユーザーは新しいバージョンにアクセスできなくなります。
解決するには、新しいバージョンを作成したあとに必要なロールを再割り当てするか、アカウントレベルのロールを使います。
バージョンが読み取り専用に見える
バージョンが読み取り専用に見えるのは、次の場合です。
- 現在 読み取り専用環境 に昇格している。
- ユーザーアカウントに、バージョンを編集するために必要な権限がない。
ユーザーロールを確認し、そのバージョンが読み取り専用環境にデプロイされているかも確認してください。
Version Management の問題で Cloudflare サポートに連絡するときは、次の情報を含めてください。
- Account ID と Zone ID(Cloudflare ダッシュボードの Overview にあります)。
- ゾーン名(ドメイン)。
- 問題が起きたときに扱っていた バージョン番号。
- 実行しようとしていた操作(例: バージョンの作成、クローン、昇格、比較)。
- 表示された 正確なエラーメッセージ(ある場合)。
- 問題が起きた おおよその時刻(タイムゾーンを含む)。
- エラーの スクリーンショット(あれば)。