動的しきい値ルール(ベータ)は、ネットワークのトラフィックパターンを監視し、トラフィック履歴に基づいて Distributed Denial of Service(DDoS)のしきい値を自動調整します。Network Flow(旧 Magic Network Monitoring)は、ルール内のすべての IP プレフィックスとアドレスの合計トラフィックを、ビット毎秒またはパケット毎秒で測った動的しきい値と比較します。トラフィックがしきい値を超えると、Network Flow はアラートを送ります。
動的しきい値ルールを使うには、NetFlow または sFlow データを Cloudflare へ送る必要があります。動的しきい値ルールは Network Flow Rules API でのみ設定できます。ダッシュボードでは使えません。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| Rule name | 一意である必要があり、スペースは使えません。使える文字は A-Z、a-z、0-9、アンダースコア(_)、ダッシュ(-)、ピリオド(.)、チルダ(~)です。最大 256 文字です。 |
| Rule type | zscore |
| Target | ビット毎秒またはパケット毎秒で定義できます。 |
| Sensitivity | トラフィック異常でアラートがどの程度起きやすいかを制御します。使える値は low、medium、high です。感度が高いほど、通常トラフィックからの小さなずれでもアラートが出ます。 |
| Auto-advertisement | Magic Transit On Demand のお客様は、ルールの動的しきい値が発動したときに Magic Transit を自動で有効にできます。Network Flow は Magic Transit の supernet 機能に対応しています。詳細は 自動広告のセクション を参照してください。 |
| Rule IP prefix | トラフィック量を監視する対象の IP プレフィックスです。160.168.0.1/24 のような CIDR 範囲である必要があります。一意の CIDR エントリは最大 5,000 件です。詳細と例は Rule IP prefixes を参照してください。 |
CURL を使った API 設定の呼び出し例と、成功時の応答は、Network Flow API ドキュメントの Rules を参照してください。
Z-score は、短期のトラフィックパターン(5 分ウィンドウ)を長期のベースライン(4 時間ウィンドウ)と比較して、異常を検出します。しきい値は、トラフィック履歴が増えるにつれて自動で調整されます。
Z-Score は次の式で計算します。
Z = (X - μ) / σX= 現在のトラフィック値。μ= 長期ウィンドウの平均トラフィック値。σ= 長期ウィンドウの標準偏差。