メール認証は送信者の身元を検証し、到達性を高めます。Cloudflare Email Service は認証を自動で処理しますが、これらの概念を理解しておくとトラブルシューティングに役立ちます。
SPF は、代理送信を許可するメールサーバーを指定し、他者があなたのドメインでメールを送れないようにします。
Email Service は、送信(Sending)とルーティング(Routing)で別々の SPF レコードを設定します。
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Email Sending の SPF レコード(
cf-bounce.yourdomain.com):TXT cf-bounce.yourdomain.com "v=spf1 include:_spf.mx.cloudflare.net ~all" -
Email Routing の SPF レコード(ルートドメイン):
TXT yourdomain.com "v=spf1 include:_spf.mx.cloudflare.net ~all"
SPF の仕組みは次のとおりです。
- 許可する IP アドレスを DNS に公開する
- 受信サーバーが SPF レコードを確認する
- 送信元 IP を許可済み IP と照合する
- 結果に応じて合格または不合格とする
DKIM は、ドメインの秘密鍵でメールに暗号署名し、転送中に改ざんされていないことを保証します。
DKIM の仕組み:
- メールのヘッダーと本文を秘密鍵で署名する
- DKIM-Signature ヘッダーをメールに追加する
- 公開鍵を DNS に公開する
- 受信側が公開鍵で署名を検証する
Email Service は、送信とルーティングで別々の DKIM セレクターを使います。
- Email Sending:
cf-bounce._domainkey.yourdomain.com - Email Routing:
cf2024-1._domainkey.yourdomain.com
Cloudflare が DKIM 鍵を自動生成・管理します。ダッシュボードに表示される DNS レコードを追加します。
DMARC は、あなたのドメインから送られたと主張するメールが、実際に SPF と DKIM のチェックに合格することを求め、認証に失敗したメールの扱いを受信側に伝えます。
DMARC レコードの例:
TXT _dmarc.yourdomain.com "v=DMARC1; p=quarantine; rua=mailto:dmarc@yourdomain.com"DMARC ポリシー:
p=none- 監視のみ(開始時に推奨)p=quarantine- 疑わしいメールを隔離するp=reject- 未認証のメールを拒否する
導入の進め方:
p=noneで認証状況を監視する- 段階的に
p=quarantineへ上げる - 正当なメールが認証されることを確認してから
p=rejectを導入する
メール認証の効果は次のとおりです。
- 到達性: 受信トレイへの配置が改善する
- セキュリティ: ドメインのなりすましを防ぐ
- レピュテーション: ISP での送信者評価を維持する
Cloudflare Email Service は認証を自動で処理しますが、ダッシュボードに表示される SPF、DKIM、DMARC の DNS レコードは設定が必要です。Email Sending と Email Routing は別々の DNS レコードを使います。詳細は ドメイン設定 を参照してください。