Cloudflare は、スクリプト、またはスクリプトが行う接続が悪意のあるものかどうかを、3 つの補完的な仕組みで判断します。各仕組みは、スクリプトのコード、ホストされている URL、配信元ドメインという、異なる層を確認します。
- 悪意のあるスクリプトの検出 — 実際の JavaScript コードを分析し、悪意のある挙動を探します。
- 悪意のある URL チェック — スクリプトの URL を脅威インテリジェンスフィードと照合します。
- 悪意のあるドメインチェック — スクリプトのドメインを脅威インテリジェンスフィードと照合します。
脅威フィードが更新されると、以前検出したスクリプトや接続に対して再チェックが走ります。クライアントサイドのリソース監視ダッシュボードは、常に最新の分類を反映します。
Cloudflare は、サイト訪問者が読み込むスクリプトの JavaScript コードを分析します。この分析では機械学習を使い、Workers AI による LLM も含めます。誤検知を減らし、Magecart 型の攻撃 ↗ のような真陽性を強調します。Magecart 型では、注入されたコードがチェックアウトフォームから決済カードデータを抜き取ります。
分析は、各スクリプトバージョンに 1 から 99 の JS integrity score(整合性スコア)を付けます。スコアが低いほどリスクは高いです。1 は確実に悪意あり、99 は確実に悪意なしです。
スコアがしきい値(現在は 10)を下回ると、Cloudflare はそのスクリプトを悪意ありと分類します。しきい値未満のスクリプトは、監視ダッシュボードで悪意ありとして表示されます。
integrity score に加え、Cloudflare は種類ごとの悪意あるコード検出スコア(1 から 99)も提供します。
- Magecart
- Crypto mining
- Malware
ドメイン内で悪意ありと分類された JavaScript コードを検出するとすぐ通知を受け取るには、Malicious Script Alerts を設定 してください。
Cloudflare は、JavaScript 依存関係の URL を脅威インテリジェンスフィードで検索し、悪意ありと分類すべきスクリプトがないかを判断します。
クライアントサイドのリソース監視ダッシュボードでは、悪意ありと判断されたスクリプトが、スクリプト一覧の先頭に表示されます。
ドメイン内で悪意のある URL からのスクリプトを検出するとすぐ通知を受け取るには、Malicious URL Alerts を設定 してください。
現在の設定によっては、ドメイン内のスクリプトが行う送信接続の URL についても、悪意のある URL を検索できます。このチェックを有効にするには、ホスト名だけでなく、リソース監視が送信接続のフル URL を使えるように 設定してください。
Cloudflare は、クライアントサイドの JavaScript 依存関係のドメインを脅威フィードで検索し、既知の悪意あるドメインから配信されているスクリプトがないかを判断します。
以前悪意ありと報告されたドメインでも、追加の分析で安全と判断されれば、後から悪意なしと報告されることがあります。
Cloudflare は、ドメインのページ上のスクリプトが行う接続の対象ドメインも、スクリプトと同じ方法で確認します。
既知の悪意あるドメインから読み込まれた悪意のあるスクリプトを検出するとすぐ通知を受け取るには、Malicious Domain Alerts を設定 してください。
悪意ありと判断されたスクリプトと接続は、脅威インテリジェンスフィードのデータに基づいて分類されます。現在のカテゴリは次のとおりです。
- Security threats(セキュリティ上の脅威)
- Command-and-Control (C2) & Botnet
- Crypto mining(暗号資産マイニング)
- Spyware(スパイウェア)
- Phishing(フィッシング)
- Malware(マルウェア)
- Domain Generation Algorithm (DGA) domain
- Typosquatting & Impersonation(タイポスクワッティングとなりすまし)
悪意ありと判断された各スクリプトまたは接続は、複数のカテゴリに属することがあります。